平成25年度の活動状況

かつおぶしの森づくり活動を行いました

3月2日、枕崎市桜山の広葉樹林において、かつおぶしの森づくり活動を行いました。

当日は、朝方まで雨が降りましたが、活動開始の10時ごろには、晴れ空も見えるいい天気となり、金山緑の少年団をはじめとする市民が約100名参加されました。

この活動は、鰹節の製造に使用する薪を効率的に生産する広葉樹林を育てることを目的とした森づくり活動です。作業内容は、ヤマザクラの植栽60本、萌芽整理(芽掻き作業)、クスなどの除伐で、森林面積は0.24haでした。

開会式の様子 神園枕崎市長も参加して

開会式の様子 神園枕崎市長も参加して

活動前の記念撮影

活動前の記念撮影


木の植え方の説明

木の植え方の説明

萌芽整理(芽掻き作業)のやり方説明

萌芽整理(芽掻き作業)のやり方説明


一生懸命ヤマザクラを植えました

一生懸命ヤマザクラを植えました

初めての芽掻き作業

初めての芽掻き作業


広葉樹の森林

広葉樹の森林

鰹節生産用の薪

鰹節生産用の薪


鋸、鉈などの道具を使用して約1時間余りの作業で、計画した作業をきれいに完了しました。作業終了後は、全員に飲み物、特製パンや枕崎水産加工業協同組合から鰹パックの記念品が配布されました。また、子供たちには、ヤマザクラを植えた移植ごてを記念品として持ち帰っていただきました。

研究所のメンバーによる森林整備活動を行いました

平成26年2月16日、森と木の研究所のメンバー10名が、鹿児島市の郡山町にある「県環境の森」の森林整備活動を行いました。

甲突川上流の「鹿児島県環境の森」は、8・6水害を契機として、県が森林を購入し、直接管理する森として設定しているものです。

当研究所では、そのうち、臼田団地と上ノ丸団地を森林ボランティアフィールドとして借り受けていますが、今回除伐作業を行った上ノ丸団地はヒノキの40年生で面積は、0.37haです。

作業終了後のたき火で焼く塩イワシは最高

作業終了後のたき火で焼く塩イワシは最高


薪生産者のためのチェンソー講習会を開催いたしました

平成26年1月25,26日、鰹節用の薪生産者の森林作業安全を目的とした労働安全衛生法に基づくチェンソー法令研修を、枕崎市の枕崎水産加工業協同組合で実施しました。

鰹節用の薪を生産する人達は、多くが一人親方といわれる伐採業者で、これまでチェンソーの講習を受ける機会のない者が多い状況でした。

今回の講習では、伐倒法、かかり木の処理方法、チェンソーの目立てなど実技を踏まえた講習で受講者から喜んでいただきました。

併せて、南薩地域振興局から森林法に基づく伐採届の提出についての説明もなされました。

屋内での講義

屋内での講義

かかり木処理の講習

かかり木処理の講習


修了者名簿

No

氏 名

住 所

1

指宿望

南さつま市

2

山崎利明

枕崎市

3

大園豊和

枕崎市

4

中釜功

枕崎市

5

福元幸一

日置市

6

堀之内敏孝

枕崎市

7

平川幸成

南さつま市

8

山崎明久

枕崎市

9

下木原晋作

枕﨑市

10

下木原順

枕崎市

11

大迫悟

南さつま市

くにの松原保全活動

昨年から実施しているくにの松原保全活動が12月8日実施されました。

当日は晴天に恵まれ、町民をはじめとする120名の参加者が除伐作業と植栽に汗を流しました。

植栽作業は、今年の夏の日照りと少雨により、昨年、植栽した苗が枯れた部分の補植と新植500㎡にスーパーグリンさつま(マツクイムシ抵抗性クロマツ)など1000本を植えました。また、除伐は、クロマツの健全な育成を図るために実施するものでチッパーを使用してみるみるきれいになりました。

作業の後、子供たちはスギ材によるMYBOXづくりなど木工教室を楽しみました。

多くの町民が参加してくれました

多くの町民が参加してくれました

チッパーを使用して除伐作業

チッパーを使用して除伐作業

こんなにすっきりなりました

こんなにすっきりなりました

一生懸命植えます

一生懸命植えます

植栽後の記念撮影

植栽後の記念撮影

木工教室の様子

木工教室の様子

木工教室の様子

鰹節と森とフランスを語る会

11月28日、枕崎水産加工業協同組合において「鰹節と森とフランスを語る会」というユニークな催しが開催されました。

加工組合においてフランスに工場計画がある中で、パリ在住のフリー通訳八木沼明子さんが帰朝したのに合わせて開催されました。

初めに鹿児島大学の寺岡教授が鰹節生産と森林との関係について話し、次に八木沼さんからフランスのグルメ事情に話したのち、会場の参加者と活発なやり取りがありました。

「語る会」は終始和やかな雰囲気の中、午後2時から1時間半にわたって行われました。

鰹節と森とフランスを語る会
鰹節と森とフランスを語る会
鰹節と森とフランスを語る会
鰹節と森とフランスを語る会

テーブル・ベンチを作りました

鹿屋市市立花岡学園の5,6年生が県産スギ材を使ったテーブル・ベンチセットを製作しました。11月27日の放課後に、森と木の研究所が準備したキットを使い組み立て、ペンキで仕上げ作業までしました。

日没で薄暗くなるまでに4基のセットが出来上がりました。

製作には電動ドライバーを使います

製作には電動ドライバーを使います

スギのテーブル・ベンチは最高

スギのテーブル・ベンチは最高

ペンキを塗って仕上げです

ペンキを塗って仕上げです

見事に出来上がった4基

見事に出来上がった4基


森のサバイバル森林体験活動を行いました

11月24日、6家族25人が、鹿児島市の郡山花尾町にある鹿児島県環境の森において森林体験活動を楽しみました。

当日は願ってもないようないい天気で食べられるもの探し、水汲み、火おこし、ごはん炊き、小屋づくりなどの活動を行いました。

食べられるもの探しでは大きな運ベを見つけて大喜びでした。また、タケの飯盒で炊く鳥釜飯は絶品で何杯もお替りする子もいました。鳥釜飯は森と木の研究所のアウトドア定番料理になりつつあります。

森のサバイバル森林体験
森のサバイバル森林体験

大きなウンベ

森のサバイバル森林体験

やっと炊けたぞ

森のサバイバル森林体験

竹の器で鳥釜飯

森のサバイバル森林体験

小屋づくりも楽しい


高岡緑の少年団が永原小の塀を作りました

11月21日、高岡緑の少年団が姶良市立永原小学校の校門脇の板塀を作りました。

永原小学校の校庭側の入り口には塀がなくロープで張っただけのものでしたが、今回、緑の少年団の手によって見事な塀ができました。

板塀は、森と木の研究所が資材準備と指導を行い、県の森林環境税事業を使用して製作されました。県産スギ材は防腐加工をしてあり、さらに子供たちの手で塗料を塗りましたので少なくとも10年以上は持つことでしょう。

みんなで力を合わせて作りました

みんなで力を合わせて作りました

ペンキを塗って仕上げです

ペンキを塗って仕上げです


木材まつり木工教室

10月26,27日県民交流センターで開催された木材まつりで県産のスギ材を使用した木工教室を開催しました。作っていただくものは、永く家庭で使用するものというコンセプトで、あらかじめキット化した板材などを組み立てていただく方法です。

作品としては、定番の「多目的踏み台」、「ハンガーラック」などのほか、あらたに「MYBOX」や「ラブラブベンチ」などです。

いずれの作品も大人気で、2日間で100組、約300人の来場者に木工の楽しさを体験していただきました。

木工教室のピット

木工教室のピット

「ラブラブベンチ」最後の仕上げです

「ラブラブベンチ」最後の仕上げです

多く参加していただきました

多く参加していただきました

僕もできるよ「MYBOX」作製中

僕もできるよ「MYBOX」作製中


市町村林務担当職員研修を行いました

平成25年11月5,6日、鹿児島県自治会館において平成25年度市町村林務担当職員研修(林務行政講座)が実施されました。

カリキュラムと受講生は下記のとおりです。

カリキュラム
月日 時間 研修項目 講師
11月5日(火) 10:00~10:10 開講式.オリエンテーション 森と木の研究所
10:10~11:00 林務行政の今日的意義 環境林務部次長
吉野純一
11:10~12:00 森林計画制度について 森林経営課
林計画係長岩元高治
12:00~13:10 昼食・休憩  
13:10~14:00 森林法と市町村林務行政 鹿児島大学農学部
准教授 枚田邦宏
14:10~15:00 保安林・林地開発制度 森づくり推進課
技術補佐 笹河 浩
15:10~16:00 森林組合の役割 曽於地区森林組合
組合長 堂園 司
16:10~17:00 森林、国土保全、治山事業 森と木の研究所
技術士 大坪弘幸
11月6日(水) 9:10~10:00 特用林産物の振興について 森林経営課
特用林産係長 町田敏
10:10~11:00 公有林を持つ意義 活用 曽於市経済課
森林保全係長国武次宏
11:10~12:00 森林管理と林内路網 かごしま材振興課 路網整備係長
向信勇
12:00~13:10 昼食・休憩  
13:10~14:00 林業生産・林業機械・高性能林業機械 林業労働力確保支援センター講師 加藤眞之
14:10~15:00 事務屋さんと技術屋さん 元鹿児島県副知事、元県立図書館長
脇田稔
15:00~15:10 閉講式 森と木の研究所
受講者
NO 氏名 研修項目
1 和泉豊一 大和村産業振興課
2 山之口大八 南さつま市産業おこし部農林整備課林務係
3 山元真弥 志布志市耕地林務水産課
4 中村真哉 指宿市農政部耕地林務課林務管理係
5 永井昌徳 喜界町産業振興課
6 大津幸彦 垂水市農林課
7 中原英晴 南九州市農林水産課林務水産係
8 岩松龍太郎 南九州市農林水産課知覧支所耕地林務係
9 島崎秀太 徳之島町農林水産課林務水産係
10 朝戸 博 和泊町経済課
11 鶴田明 錦江町産業建設課
12 徳田和正 瀬戸内町農林水産課
13 瀬崎広文 伊佐市林務課
14 藤崎一輝 鹿児島市農政総務課吉田農林事務所
15 平 和仁 知名町農林課
16 堂園真樹 薩摩川内市祁答院支所産業経済課産業振興
17 上脇田良人 霧島市林務水産課
18 古川智洋 霧島市林務水産課
19 山畑稔 伊佐森林組合
20 長瀬正典 姶良東部森林組合

「海幸山幸の会」が設立されました

平成25年から26年にかけてトヨタ財団の支援を受けて実施する「伝統的な鰹節生産維持のための広葉樹資源確保プロジェクト」の推進母体となる「海幸山幸の会」が8月29日枕崎水産加工業協同組合会議室において設立されました。

会の運営に携わる幹事は次の方々です。

  • 枕崎水産加工業協同組合青鰹会中村会長
  • 枕崎水産加工業協同組合小湊参事
  • 林材業労災防止協会鹿児島県支部亀沢専務理事
  • 鹿児島県南薩地域振興局吉永林務水産課長
  • 枕崎市下山水産商工課長
  • 特定非営利活動法人森と木の研究所大坪代表理事

幹事の互選により「海幸山幸の会」の代表に中村会長が選任されました。

枕崎水産加工業協同組合における設立幹事会の様子


姶良市の高岡緑の少年団の森林環境学習

平成25年8月25日、姶良市立永原小学校の4、5、6年生からなる高岡緑の少年団を対象に森林について学ぶ森林環境学習を行いました。この森林学習は、高岡緑の少年団が恒例の夏休みキャンプ活動の一環として実施したものです。

当日は姶良市のさえずりの森において、4年生8人、5年生8人、6年生7人の23人と永原小の校長先生や緑の少年団育成会の父兄など約20名が参加して実施されました。


始めに屋内で森林の働きについて勉強したのち、2班に分かれ、場内の森林内において学習しました。学習は森と木の研究所のメンバーが引率して森の土や森の中の気象などについて、具体的に子供たちが五感で感じることにより学ぶ方法により行われました。

林内での学習ののち、研究所のメンバーの大迫木登り名人による木登りの実演を見学しました。高いスギの木に確実に安全に上る様子に子供たちも大喜びでした。

楽しい森林環境学習


最後に、木工室においてみんなで県産材の板材によるペン立てづくりを楽しみました。

今後、11月には放課後を利用してベンチテーブルセットづくりに取り組むこととしています。

鹿屋市市立花岡学園小学校の森林環境学習

平成25年8月4日、4月に新設された花岡学園小学校の5、6年生を対象に森林について学ぶ森林環境学習を行いました。この森林学習は、小学校の「総合的な学習の時間」の一環として、森と木の研究所がPTAと協働して実施したものです。

当日は国立大隅青少年自然の家において、5年生21人と6年生34人が参加して実施されましたが、始めに屋内で森林の働きについて勉強したのち、5年生と6年生の2班に分かれ、場内の森林内において学習しました。学習は森と木の研究所のメンバーが引率して、森の土や森の中の気象などについて、具体的に子供たちが五感で感じることにより学ぶ方法により行われました。


最後に、創作室においてみんなで県産材の板材によるペン立てづくりを楽しみました。

今後、11月には放課後を利用してベンチテーブルセットづくりに取り組むこととしています。

ペン立てを作っています


小学生を対象の森林環境学習を実施しました

森と木の研究所木の研究所では子供たちと森林を結ぶ森林環境学習の実施は重要なミッションと考えており、毎年実施することにしています。

今年度は、7月4日に鹿屋市立小中一貫校花岡学園の5、6年生と8月25日に姶良市立永原小学校の高岡緑の少年団を対象に実施しました。

森林環境学習(参考写真)

木登り名人による木登りの実演を見学(高岡緑の少年団)


平成25年度市町村林務担当職員研修

鹿児島県内の市町村林務担当職員の森林林業に関する知識の向上を図り、円滑な林務行政を推進するため実施しました

また、今回から森林組合の技術職員も参加しました。

  • 場    所 姶良市蒲生町「鹿児島県森の研修館かごしま」
  • 日    時 平成25年4月11~12日
  • カリキュラム 別紙のとおり
  • 研修修了者  別紙のとおり

研修の様子


市町村林務担当職員研修カリキュラム

[森林林業講座] 場所 森の研修館かごしま

月日

時間

研修項目

講師

4月11日(木)

10:00~10:10

開講式、オリエンテーション

森と木の研究所

10:10~11:00

森林・林業の概要、森林の機能、
地材地建

森林部門技術士
大坪弘幸

11:10~12:00

森林所有者・林業経営

主任林業専門普及指導員 中村稔郎

12:00~13:10

昼食・休憩

 

13:10~14:00

森林資源について

国認定森林インストラクター 上床真哉

14:10~15:00

獣害・有害駆除・病害・虫害・

総括林業専門普及指導員 森田慎一

15:10~16:00

木を植える、育てる、スーパーグリンさつま

国認定森林インストラクター 上床真哉

16:10~17:00

間伐の意義

林業専門普及指導員 蓑毛博則

4月12日(金)

9:10~10:00

木材とは何か

鹿児島大学客員教授、技術士 遠矢良太郎

10:10~11:00

木材の利用

大和木材株式会社
取締役社長 吉崎和穂

11:10~12:00

誰がみどりを支えるか、緑化推進、林業事業体、ボランティア

森林部門技術士
大坪弘幸

11:10~12:00

昼食・休憩

 

13:10~14:40

樹木を知る現地実習、鹿児島県森林技術総合センター内樹木園

森林技術総合センター研究員

14:50~15:00

閉講式

森と木の研究所


平成25年度市町村林務担当職員研修修了者名簿

[森林林業講座]

NO

氏   名

所     属

1

瀬崎 広文

伊佐市林務課

2

山之口大八

南さつま市産業おこし部農林整備課

3

一松 陽介

肝付町林務水産課

4

原田 大資

大崎町農林振興課

5

中原 英晴

南九州市農林水産課林務水産係

6

若松 龍太郎

南九州市知覧支所農林水産課耕地林務係

7

徳田 和正

瀬戸内町農林課林政係

8

平 和仁

知名町農林課

9

山元 真弥

志布志市耕地林務水産課

10

藤崎 一輝

鹿児島市吉田農林事務所

11

石原 冬記

姶良市農林水産部林務水産課

12

大園 哲也

姶良市農林水産部林務水産課

13

川路 達也

姶良市農林水産部林務水産課

14

野村 泰弘

姶良市農林水産部加治木農林耕地課

15

外園 陽一

姶良市農林水産部加治木農林耕地課

16

有村 賢一

姶良市農林水産部姶良農林水産課

17

吉元 崇紘

姶良市農林水産部姶良農林水産課

18

神園 正樹

いちき串木野市農政課

19

中野 和昌

いちき串木野市産業経済課

20

四本 貴浩

霧島市福山産業建設課

21

藤岡 勝史

霧島市溝辺産業建設課

22

西 大志

鹿児島県森林組合連合会

23

長瀬 正典

姶良東部森林組合事業課


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