南九州市大丸小学校の卒業生が校庭の木柵を作りました

木柵

南九州市川辺町の大丸小学校では、森と木の研究所の指導を受けながら、2月29日、木工教室を開き、6年生は、後輩に残す校庭の木柵を作ることとしていましたが、雨のために出来ませんでした。

木柵は、校門を入ったところにある大クスを取り囲む形ですが、腐れかけており、順次更新することとしていましたが、3月13日午後から木柵作りの作業をすることができました。

始めに1.5mの木杭を打ち込み、笠板(天板)側板の順にインパクトドライバーを使用して組み立てていきます。延長8mの木柵づくり作業が終わるころには、インパクトドライバーも上手に使えるようになりました。組み立てが終わったら塗装をして完成です。

使用した木材は、地域で育ったスギ材で、丸太を製材し、南薩木木材加工センターで防腐処理をしたものを使いました。

先生に手伝ってもらいながら組み立てます

先生に手伝ってもらいながら組み立てます

組み立てが終わったらペンキ塗りです

組み立てが終わったらペンキ塗りです


植樹、木柵作り、ビオトープ整備など「平佐の杜」の整備活動をしました

平佐の杜

シダレザクラの植栽方法について参加者に説明

令和5年度の「緑の募金事業」で進められている「平佐の杜整備」で植樹、木柵作り、ビオトープ整備など行いました。

植樹は、神社の周囲ということもあり、ナギ、サカキなど他では見られない樹種の植樹もありました。また、高台にある北郷家墓地やビオトープ池周囲には木柵をめぐらし、子供たちの手により塗装がなされました。

また、昨年整備したビオトープ池は、やや浅かったことから水量確保のため、ビオトープの専門家である会員の岸野さんの手により改修が行われました。

また、当日は、除伐した竹の処理にNPO法人の四季の会からチッパーを借上げ処理するとともに平佐の杜内の南方神社のサインも建立しました。

シダレザクラの植樹

シダレザクラの植樹

チッパーによる除伐竹の処理

チッパーによる除伐竹の処理

みんなでペンキ塗り

みんなでペンキ塗り

南方神社のサイン (文字は彫り込み

南方神社のサイン(文字は彫り込み

モウソウチクの飯盒で炊いた釜めしのふるまいも

モウソウチクの飯盒で炊いた釜めしのふるまいも

モウソウチクの飯盒で炊いた釜めしのふるまいも

モウソウチクの飯盒で炊いた釜めしのふるまいも

活動の記録の木製看板

活動の記録の木製看板


ワークショップで「吉野杜」に三角ハウスなどを作りました

吉野杜

出来上がった丸太のぼりと喜びの子供たち

鹿児島市の吉野町の西田さん宅に整備されつつある「吉野杜」に三角ハウスなどの遊具ができました。
この活動は、西田さんから森と木の研究所に製作指導の依頼があり、取り組んできたものです。

西田さんの友人たちの参加するワークショップ方式で、これまでにリス道(丸太の上に渡した板の上を走る)、丸太のぼり、三角ハウス及びキット方式の組み立てテーブルベンチ2基ができました。

森ラボでは、以前にもスギのデッキやバレルサウナの組み立てなどを一緒に整備してきましたがますます充実してきています。

森の中の三角ハウス

森の中の三角ハウス

テーブルベンチ二人で塗装に一生懸命(塗料はキシラデコールやすらぎ)

テーブルベンチ二人で塗装に一生懸命(塗料はキシラデコールやすらぎ)


南九州市大丸小学校で木工教室を開きました

木工教室

それぞれ出来上がった作品を持って記念撮影

2月29日南九州市川辺町の大丸小学校で木工教室を行いました。

当日は、12名の児童が、スギ板のスマホリモコン入れの工作に取り組みました。1時間ほどで先生方や森と木の研究所の木育インストラクターの指導ですべての児童が組み立てを終えました。さらに思い思いに油性インキで絵などを書き込み、作品を完成させました。

自慢の作品を自宅で長く愛用していただけるものと思います。

みんな一生懸命です

みんな一生懸命です

みんな一生懸命です

みんな一生懸命です


教えてもらいながら作品を作ります

教えてもらいながら作品を作ります

森のかわなべ子どもの森に「こどものいえ」とサインを整備しました

こどものいえ

楽しくカラーリングされた「こどものいえ」

令和5年度の国土緑化推進機構「緑の募金事業」で進められている「子どもの森づくり事業」で「こどものいえ」とサインが完成しました。「こどものいえ」は防腐防虫処理されたスギ材で作られ、さらに浸透性塗料のキシラデコールを含侵しています。茶、緑、グリーンに塗装することで楽しい雰囲気の遊具となりました。早速、森のかわなべに来た子供たちに喜ばれています。

また、各サイン類は、子どもの森内の案内となるもので文字は川辺仏壇の技術者が彫りこんで作成してあります。

駐車場入り口のサイン

駐車場入り口のサイン

子どもの森の入り口のサイン

子どもの森の入り口のサイン

子どもの森とミツバチの森との分かれ道

子どもの森とミツバチの森との分かれ道

ミツバチの森の入り口サイン

ミツバチの森の入り口サイン

令和5年度の活動を掲載した木製看板

令和5年度の活動を掲載した木製看板


番所鼻海岸防災林整備活動で三角ハウス、防風垣、土留め工を作りました

三角ハウス

スギ材で建てられた三角ハウス

令和5年度の番所鼻海岸防災林整備活動の一環で三角ハウス、防風垣、土留め工を作りました。いづれもスギ材のCUAZ注入材で作られ屋外で耐久性のあるものとなっています。

三角ハウスは、子供たちの遊具として喜ばれることが期待されます。

防風垣は、これまでに植栽された苗木の健全な生育を期待して設置されるとともに景観形成にも一役かっています。

土留め工は、台風で倒れ根系の露出した樹木を保全するため設置し、その内側には客土をしています。

これらの活動は、森ラボが国土緑化推進機構の緑の募金事業の助成を受けて実施しています。

防風垣

新植した防災林帯を北からの季節風から守る防風垣

台風で根返りした根系

台風で根返りした根系

土留め工と客土で保全する

土留め工と客土で保全する


肥後産業の社員や家族たちと「千本桜の森」植樹活動を行いました

植樹活動

いい天気に恵まれた植樹活動

令和6年2月18日、指宿スカイライン沿いの「千本桜の森」の植樹活動を実施しました。
当日は、好天に恵まれ、肥後産業の社員やその家族、関連企業の家族など約50人が参加して200本のサクラを植樹しました。当日は、かごしまみどりの基金の中薗常務と中村事務局長も参加され、祝辞もいただきました。

統一活動日以前に肥後産業の社員が植栽した200本と併せて、今年度は、400本の桜を植えることができました。樹種は、ヤマザクラ300本とソメイヨシノ100本です。

目標の1000本は、来年達成される見込みですが、今後は、前世樹の広葉樹を生かして、芽掻き作業の実施などでいかに健全なサクラの育成を図っていくかが課題となります。

肥後忍会長のあいさつ

肥後忍会長のあいさつ

森ラボによる植栽方法の説明

森ラボによる植栽方法の説明

植樹活動の様子

植樹活動の様子

植樹活動の様子

植樹活動の様子

子供たちも参加してくれました

子供たちも参加してくれました

肥後社長の閉会の挨拶

肥後社長の閉会の挨拶


コーンスープを飲んだ肝付町岸良学園の森林環境学習

森林環境学習

沸かしたお湯でコーンスープを作って飲みました学習に参加したし岸良学園の子供たち

令和6年1月13日(土)、肝付町小中一貫校の岸良学園の森林環境学習を行いました。

この活動は、鹿児島県のみんなの森づくり森林環境税事業(森の体験活動事業)を活用して行われたもので、森と木の研究所が企画して実施しました。昨年10月の木工教室に続き、今回は、木質バイオマスの学習と実践活動及び継続して実施しているシイタケ栽培のコマ打ち作業と、伏せ込み、収穫作業の実践活動を行いました。

木質バイオマスの学習は、光合成が、5年生になってから教科書に出てくることから、4年生以下の低学年は、その間、校庭の樹木の学習を行いました。

シイタケ栽培の話

シイタケ栽培の話

バイオマスの話はむつかしい

バイオマスの話はむつかしい

校庭の樹木についての学習

校庭の樹木についての学習

木質バイオマスの学習では火おこししてお湯を沸かす

木質バイオマスの学習では火おこししてお湯を沸かす

沸かしたお湯でスープをいただく

沸かしたお湯でスープをいただく

コマ打ちした原木を榾場へ

コマ打ちした原木を榾場へ


平成30年度の実践活動で植樹したクロマツが立派に育っている

平成30年度の実践活動で植樹したクロマツが立派に育っている

番所鼻海岸防災林整備活動に大川キッズクラブ(南九州市頴娃町)の 子供たちが参加しました

番所鼻海岸防災林整備活動

植樹活動に参加した参加した大川キッズクラブの子供たち(開会式)

令和5年12月16日(土)、時折小雨の降る天気でしたが、南九州市頴娃町の番所鼻海岸防災林整備活動に大川キッズクラブの子供たち、NPO法人頴娃おこそ会のメンバー及び森ラボの会員併せて約30名が参加して植樹活動を行いました。植樹は、番所鼻海岸防災林の既存樹に合わせてハマヒサカキ、ウバメガシ、モチノキなど8種、180本を植栽しました。

子どもたちは、始めに番所鼻海岸防災林のはたらきなどの話を聞いたのち、植え方の方法を学んでから移植ごてで植え始めました。植える場所が、通路の跡に空間のできた場所(ギャップ)だったために土が固く、鍬で土をほぐしてもらってから次々と植えていきました。約1時間半の間に一人当たり10本以上も植えていただきました。

植樹のあとは、森ラボが現地で準備した豚汁とおにぎりの昼食をおいしくいただきました。豚汁は、薪火で焚き、大鍋で多量に料理するのでおいしくて参加者のほとんどがお替りしていただきました。

林内には、これまでにウッドデッキや丸太のぼり、リス道などの遊具を整備しましたが、さらに三角ハウスを作り子供たちに楽しい空間とする計画です。

始めに植え方の説明

始めに植え方の説明

準備した移植ごてと手袋

準備した移植ごてと手袋

植え方の様子

植え方の様子

植え方の様子

植え方の様子

3人で協力して植穴を掘ります

3人で協力して植穴を掘ります

支柱に結ぶのは難しいな

支柱に結ぶのは難しいな

そろそろ豚汁もできたようです

そろそろ豚汁もできたようです

並んで並んで

並んで並んで

アツアツの豚汁です

アツアツの豚汁です

ウッドデッキで楽しくいただきます

ウッドデッキで楽しくいただきます


南九州市の森のかわなべで「子どもの森づくりの活動」をしました

子どもの森づくりの活動

子どもの森づくりに参加した子供たち(開会式)

令和5年11月19日、南九州市森のかわなべ内で「子どもの森づくり」活動を実施しました。

「子どもの森づくり」は、「ミツバチの森づくり」に引き続き行われている活動で、今年で6年目になります。この間に植栽された花木類は、約1,000本になり、今年は、その手入れをと補植を行いました。

35人の参加者は、初めにつるきり、施肥、枝打ちなど、手入れの方法の説明を受けてから作業に入りました。なれない作業に苦労していましたが、結構楽しそうに頑張っていました。

作業の後は、子どもの森に設置された丸太のぼりやハンモックなどで楽しく遊び、メンバーが準備した豚汁とおにぎりをおいしくいただきました。

午後からは、木工教室と馬とのふれあいなど盛りだくさんのスケジュールで楽しい秋の1日を過ごすことができました。

なおこの活動は、国土緑化推進機構の「緑の募金事業」の助成を受けで実施されました。

国土緑化推進機構の助成を受けて

国土緑化推進機構の助成を受けて

始めに手入れ方法の説明を

始めに手入れ方法の説明を

ツルを見つけてツル切り作業

ツルを見つけてツル切り作業

この枝は切っていいのかな?

この枝は切っていいのかな?

ただいま枝打ち作業中

ただいま枝打ち作業中

ママと協力して枝打ち作業

ママと協力して枝打ち作業

スギの木につるしたハンモック

スギの木につるしたハンモック

キッズハウスで遊ぶ

キッズハウスで遊ぶ

アツアツの豚汁です

アツアツの豚汁です

木の株に腰かけていただきます

木の株に腰かけていただきます

木工教室の様子

木工教室の様子

リモコン・スマホ入れができました

リモコン・スマホ入れができました

ポニーに人参をあげました

ポニーに人参をあげました

馬車にも乗ったよ

馬車にも乗ったよ


南九州市川辺町の「大丸校区みらいまつり」で木工教室

木工教室

大丸みらい祭木工教室の設営

令和5年11月26日、南九州市大丸校区において開催された「大丸みらい祭」において木工教室を開きました。当日は天気にも恵まれ、約30名が地域産のスギ板を使用したリモコン・携帯ボックスと椅子づくりに挑戦しました。

親子連れなどが三々五々参加し、森と木の研究所の木育インストラクターが指導にあたりました。

なおこの活動は、みんなの森づくり県民税関係事業の一環として実施されました。

日当たりのいいデッキで

日当たりのいいデッキで

今回作ってもらったリモコン・携帯ボックスと椅子

今回作ってもらったリモコン・携帯ボックスと椅子

多くの家族連れに参加していただいた

多くの家族連れに参加していただいた

おじさんたちも挑戦

おじさんたちも挑戦


高知県黒潮町から海岸林の調査研修に来られました

調査研修

吹上浜海岸林の調査研修の様子

令和5年10月31日(火)高知県黒潮町林務係の藤本、今西両氏が、海岸林の調査方法等についての研修で来県されました。

森ラボから大坪と、寺師が対応し、日置市入来浜の海岸林でコドラート調査法等について現地での研修を行いました。

黒潮町では、町の象徴である入野海岸防災林の維持管理を徹底するためにこの研修を実施するものです。昨年度は、森ラボに実態調査を委託されましたが、町ではその調査結果を継続調査し、入野海岸防災林の維持管理に生かすこととしています。

研修後は、2人とは昨年来の再会で、鹿児島市内においてイモ焼酎で懇親を深めました。

南九州市の子どもの森で「森の遊び」を行いました

森の遊び

県内各地から多くの家族連れが参加しました

令和5年11月5日、森ラボの活動フィールドである南九州市森のかわなべ内の「子どもの森」において森であそぶ集いを開きました。この活動は、森ラボの象徴的な活動で、子供から大人までの家族連れなどが、森林内において様々な遊びをしながら森林に親しんでいただくために開催しているものです。

当日は天気にも恵まれ、公募した約50名がスケジュールに沿っておもいおもいの時間を過ごしました。

主な活動は、林内の散策、林内に設置された丸太遊具などでの遊び、竹のマイ箸づくり、ネイチャーゲーム森の友だち、お馬さんとのふれあいなどの盛りだくさんの内容です。

遊んだ後は、森ラボ定番のモウソウチク飯盒の釜めしです。おいしい釜めしは、いつもお替りが多いのですが、今年は参加者が多くてお替りは2回までとしました。

なおこの活動は、みんなの森づくり県民税関係事業を活用して実施されました。

モウソウチクの飯盒で釜めしの準備

モウソウチクの飯盒で釜めしの準備

火おこし体験でおこした火は、森のカフェ用

火おこし体験でおこした火は、森のカフェ用

 何を観察しているのかな?

何を観察しているのかな?

杉の大木の森は気持ちがいい

杉の大木の森は気持ちがいい

丸太のぼりは満員

丸太のぼりは満員

人気の森ネット

人気の森ネット

ジグライン最高 

ジグライン最高 

竹のマイ箸づくり

竹のマイ箸づくり

炊きあがった釜めしをついででもらう

炊きあがった釜めしをついででもらう

竹の器でご飯を食べる

竹の器でご飯を食べる

こもれびの森で昼食

こもれびの森で昼食

お替り 多めについでください

お替り 多めについでください


伊佐ふるさと祭で竹にちなんだ展示、工作教室を開催しました

工作教室

竹垣の展示(手前から金閣寺垣、竹穂垣、四ツ目垣)

令和5年11月12日、伊佐ふるさと祭で竹にちなんだ展示、工作教室を開催しました。この出店は、伊佐市から森ラボへの委託によるもので、竹材の有効活用の推進を目的としたものです。

その内容は、竹垣の展示、竹の工作、竹細工、竹を使った遊び及び竹炭を使用した製品の展示販売を行いました。

竹垣の展示では、会員の岸野さんの指導で3つの竹垣を製作し展示しました。竹細工では、針持コミュニティ協議会の竹細工部会に参加していただきました。また、竹炭は、伊佐市針持で炭窯を運営している古川さんに出展していただきました。

森と木の研究所のテント

森と木の研究所のテント

竹馬に挑戦

竹馬に挑戦

歩くとカッポカッポと音がします

歩くとカッポカッポと音がします

竹トンボづくりです

竹トンボづくりです

かわいい作品ができました

かわいい作品ができました

竹の水鉄砲です

竹の水鉄砲です


岸良学園(肝付町)で木工教室をしました

岸良学園

今日の木工教室で作るテーブルベンチの作り方を聞く

令和5年10月14日(土)肝付町の岸良学園で木工教室を開きました。

森と木の研究所では、毎年、10月と1月に森林環境教育を実施してきています。岸良小中学校と呼ばれていた頃から始め、今年で7年目になります。

今年の木工教室では、今後、学校で使用する大物のテーブルベンチの作りに挑戦しました。森ラボの木育インストラクターである、吉崎、福元、大坪の指導のもとで、学園の児童、生徒の18人が3班に分かれて3基のテーブルベンチを作りました。

材料は、屋外でも長く使用できるように、県内産の注入スギ材を使用し、最後のペンキ塗りまでどうにか時間内に終えることができました。

インパクトドライバーに挑戦

インパクトドライバーに挑戦

組み立てが終わり座り心地を確認

組み立てが終わり座り心地を確認

サンドペーパーをかけて

サンドペーパーをかけて

ペンキ塗りで完成です

ペンキ塗りで完成です


番所鼻海岸保安林の整備活動(保育、枯死木処理)を実施しました

整備活動

落枝が懸念される危険な枯死木の伐倒作業

令和5年10月16、19日の両日、番所鼻海岸林の保育作業を行いました。

16日は、林内に生育する幼木のうち、マテバシイなど海岸林の主林木として適したものを選定し、保全するための作業と、昨年までに植栽した箇所の下刈り作業を実施しました。

また、19日は、会員で樹木医である船橋さんの診断後に、チエンソーを使用して危険な枯死木の伐倒や枯れ枝を落とす作業をしました。

番所鼻海岸保安林は、防風と併せて保健保安林の機能を持つ保安林で、林内の歩道など多くの人々が利用するため、立ったままの枯死木の処理は、喫緊の課題となっていました。

樹木医の診断

樹木医の診断

伐倒した危険な枯死木

伐倒した危険な枯死木


花咲じじいプロジェクトによるサクラの種まきをしました

花咲じじいプロジェクト

今回播種した12箱、2,400粒の状況

花咲じじいプロジェクト

順調に生育し、出荷を待つ1昨年播種したサクラ苗(船橋緑化)

森と木の研究所が設立10周年を記念して始めた「花咲じじいプロジェクト」の2回目のサクラの種まきを、令和5年9月15日、会員の船橋さんが経営する出水市の船橋緑化で行いました。

1回目は、1昨年、約3,000粒播種し、既に800本以上の苗木を園内の各地に配布しています。

今回は、ヤマザクラのほか、オオシマザクラなど2,400粒を寺師、大迫両氏が採種し冷蔵保存していたものを播種し、今後、船橋緑化の方で育成することとしています。

来年の秋には、山行き苗として県内各地の希望者に無料で配布することとしています。

樹種(品種) 採種場所 播種数 発芽ケース
ヤマザクラ 鹿児島市武岡公園 1,200粒 6箱
オオシマザクラ 鹿児島市ウオーターフロントパーク 600粒 3箱
ヒカンザクラ 加治木町個人宅 500粒 2.5箱
カワズザクラ 鹿児島市カンマチア公園 100粒 0.5箱
  2,400粒  

馬事公苑「子どもの森」の下刈りをしました

子どもの森

令和5年8月19,20日の両日、森と木の研究所が南九州市から借用して植樹活動などを行っている旧馬事公園内の「子どもの森」の下刈りをしました。

下刈りは、1部、5月末にも実施しましたが、雑草の伸びは著しく、せっかく植樹した苗木が被圧されつつある状況でした。時節柄、大変暑い中での活動ということもあって、朝8時30分から昼過ぎまでの半日ずつ4人が参加して2日間行いました。

下刈り作業ですっきりなった林内

鹿児島市の唐湊の森でビオトープづくりを行いました

唐湊の森

完成したビオトープ池には、早速、水が張られます

かごしま森のようちえんが、鹿児島大学と共同研究の場としている鹿児島大学果樹園内の「唐湊の森」においてビオトープづくりをしました。ビオトープづくりは、森と木の研究所のビオトープ管理士である岸野純一さんの指導のもとで2日がかりで行いました。

7月15日は、先ず、伸び放題だった唐湊の森内の除草作業、除伐から行い、バックホウを使用してビオトープ池造成と水の確保対策を実施しました。

7月16日は、森のようちえん鹿児島の皆さんとのワークショップで漏水防止用のシート張りなど岸野さんの指導でてきぱきと行われました。

どのような生き物の生息空間となるのか楽しみです。

除草前の唐湊の森

きれいに除草、除伐された林内

水源確保のための確認作業

水源確保のための確認作業

バックホウによるビオトープ池造成

バックホウによるビオトープ池造成


「吉野杜」でワークショップによるウッドデッキづくりをしました

吉野杜

コンテナハウスへのスギ階段

鹿児島市吉野町に森の中の癒しの空間として「吉野杜」のウッドデッキの整備にあたって、その設計、資材調達、ワークショップ指導の依頼があり、令和5年7月16日、ワークショップを行いました。

現地が傾斜地であることから、基礎には、径15cmのスギの注入丸太杭を使用することとし、事前にアースオーガで穴を掘り、バックホウで杭打ちを行いました。

ウッドデッキに併せて、薪小屋、ベンチ、「整う」ためのデッキも作製しました。

今後、木製のバレルサウナを設置するなどする計画で、癒しの空間として完成が楽しみです。

デッキ基礎のスギの注入丸太杭

デッキ基礎のスギの注入丸太杭

階段部分のスギの注入丸太杭

階段部分のスギの注入丸太杭

サウナからシャワーまでの木道(未完)

サウナからシャワーまでの木道(未完)
左は、「整う」ためのデッキ

ウッドデッキ、ベンチ、後方は薪小屋

ウッドデッキ、ベンチ、後方は薪小屋


南九州市からの委託で歩道のスギウッドチップ散布を行いました

スギウッドチップ散布

南九州市川辺町の馬事公苑子どもの森と新たに設置された「もりの川辺アドベンチャーパーク」内の歩道にスギウッドチップを散布しました。

ウッドチップは、南薩木材加工センターが加工したスギ材で歩道80mに16㎥を散布しました。幸いにしてウッドチップ積載用のダンプ軽トラックがあり、これを借上げて運搬し、人力で敷き均しました。

人力で積み下ろしするより格段に省力化できました。

「もりの川辺」受付小屋への歩道

「もりの川辺」受付小屋への歩道

ダンプ軽トラックによるウッドチップ散布

ダンプ軽トラックによるウッドチップ散布


南九州市馬事公苑子どもの森の下刈り作業を行いました

森の下刈り作業

南九州市の「馬事公苑子ども森」は、森と木の研究所が、南九州市から貸し付けを受けてボランティアフィールドとして植樹など様々な活動を行ってきています。

これまでに国土緑化推進機構などから助成を受けて、約2.0haの森林に1,000本の花木類を植樹してきました。平成30年度からは、「ミツバチの森づくり」としてユリノキなどの蜜源樹を、そして、令和3年度からは、「子どもの森づくり」としてヒメシャリンバイなどの花木類を植樹してきています。

植樹した花木類の健全な育成のためには、下刈りなどの保育作業は不可欠です。今年も5月30日と6月1日に下刈り作業を実施しました。秋にもさらに下刈り、ツルきり作業を行うこととしています。

下刈りですっきりなった子どもの森

唐津市虹の松原の保全管理について現地調査を行いました

松原の保全管理

令和5年6月10,11日佐賀県唐津市の「虹の松原」などの現地研修を行いました。

「虹の松原」の維持管理活動状況については特定非営利活動法人森と木の研究所唐津市環境防災推進機構の藤田和歌子理事長がパワーポイントで全体的な説明の後、現地の案内をしていただきました。

市民参加型や企業を単位とした活動で落葉掻き、枝条の整理及び雑草ぬきを人力で実施し、植生の遷移を維持しています。多くの市民が参加するからこそこのような管理が出来ているだと思います。

「虹の松原」のほかに指定文化財となっている旧高取家や旧唐津銀行の建築の見学や七ツ釜、唐津焼窯元も見学し、剣先イカ等の海産物も味わい、有意義で楽しい研修となりました。

藤田理事長の説明

藤田理事長の説明

松葉掻きで堆積した落葉

松葉掻きで堆積した落葉

落葉掻きした林分としていない林分

落葉掻きした林分としていない林分

富栄養化した林分には広葉樹が侵入

富栄養化した林分には広葉樹が侵入

七ツ釜の奇観

七ツ釜の奇観

唐津焼窯元のギャラリー

唐津焼窯元のギャラリー


令和5年度市町村林務担当職員研修を開催いたしました[2023.4.27]

市町村林務担当職員研修

この3月末日に鹿児島大学を退官された鹿児島大学枚田邦弘元教授の熱の入った講義

令和5年4月20,21日、鹿児島県自治会館において、市町村林務担当職員研修を実施しました。

この研修は、毎年、各市町村の定期異動のあった年度初めに、森林・林業について基礎的な知識を得、円滑な林務行政を推進するために新任者の研修として実施されるものです。

今年度は、離島を含む県内各市町村から21名が熱心に受講し、大坪代表理事から修了証書が授与されました。

令和5年度市町村林務担当職員研修修了者名簿

NO. 氏 名 所 属 備考
1 所崎慎也 阿久根市水産林務課  
2 森田和樹 伊佐市林務課林政係  
3 崎田博則 姶良市農林水産部林務水産課  
4 田中健翔 曽於市耕地林務課林政係  
5 玉越 龍 瀬戸内町農林課  
6 榎田 朔 錦江町産業振興課  
7 豊島正季 喜界町産業振興課  
8 川口一歩 いちき串木野市農政課農林係  
9 藤本 修 奄美市農林水産課管理係  
10 坂元宥哉 さつま町耕地林業課林業振興係  
11 大野晃平 さつま町耕地林業課林業振興係  
12 川原昭二 霧島市林務水産課  
13 東孝太郎 霧島市林務水産課  
14 原出京介 南さつま市農林振興課林務係  
15 三原玲夏 南さつま市農林振興課林務係  
16 市山太一朗 与論町産業課  
17 持留幸仁 志布志市耕地林務課林務水産係長  
18 今林孝太郎 薩摩川内市耕地林務水産課  
19 高梨七海 大和村産業振興課林務水産担当  
20 永治龍樹 伊仙町経済課  
21 末永康輔 日置市農林水産課林務水産係  

令和5年度市町村林務担当職員研修カリキュラム

月日 時間 研修項目 講師
4月20日(木) 10:00~10:10 開講式、オリエンテーション 森と木の研究所
10:10~11:00 森林・林業の概要 森と木の研究所
技術士(森林/建設)大坪 弘幸
11:10~12:00 森林法と市町村林務行政 鹿児島大学農学部
元教授 枚田 邦宏
12:00~13:10 昼食、休憩  
13:10~14:00 森林林業の現状と課題 環境林務部次長
松枝 英隆
14:10~15:00 国土保全と防災 鹿児島大学非常勤講師 農学博士
技術士(森林)井内 祥人
15:10~16:00 木材の利用 大和木材株式会社
取締役社長 吉崎 和穂
16:10~17:00 木材生産と基盤整備 林材協会専務理事
技術士(森林)堂込 清文
4月21日(金) 9:10~10:00 森林の育成と施業 森と木の研究所講師
寺師 健次
10:10~11:00 木材とは何か 鹿児島大学客員教授
技術士(森林)遠矢 良太郎
11:10~12:00 特用林産とは 森と木の研究所講師
三窪 等
12:00~13:10 昼食、休憩  
13:10~14:00 森林保護、有害鳥獣駆除 森と木の研究所講師
辻 稔
14:10~15:00 森林林業とSDGs 森と木の研究所
技術士(森林/建設)大坪 弘幸
15:10~16:00 公有林をもつ意義と活用 曽於市耕地林務課
課長 国武 次宏
16:00~16:10 閉講式 森と木の研究所
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