令和2年度の活動状況

森のようちえん「唐湊の森」づくり活動

唐湊の森

活動に集まった参加者

かごしま森のようちえんから依頼を受け、昨年から、森林整備や小屋づくりなど鹿児島市の「唐湊の森」づくりを進めてきましたが、その一斉活動が、令和3年2月14日行われました。

当日は、森のようちえんに関係する子供たちやPTA約100人が集まり、それぞれが作業を分担して素晴らしいアクティビティ(活動)ができました。

主な作業は、母屋となる小屋の板壁張り、ペンキ塗り、周囲の雨水処理溝作り、屋根張り、物置小屋の板壁張りとペンキ塗り、ウッドデッキ作り、小屋内へのウッドチップ散布作業などです。

一応の作業が終了した12時過ぎには、上棟式と餅撒きの儀式が盛大に行われました。

唐湊の森

餅撒きの様子

唐湊の森

皆で協力してスギの板壁張り


唐湊の森

森へのアクセス歩道を整備

唐湊の森

荒廃地を開墾した畑


唐湊の森

整備された唐湊の森のたたずまい

唐湊の森

リフォームし、物置小屋となった旧豚小屋

唐湊の森

母屋となる小屋を新築した


唐湊の森

小屋内に散布したウッドチップ

唐湊の森

林内の上の段へのアクセス歩道


唐湊の森

設置したウッドデッキ3基と上の段の森へのアクセス経路となるはしご

唐湊の森

雨水を分散、浸透させるスギの葉の雨水処理溝


唐湊の森

丸太横断工は雨水の縦浸食を防止

唐湊の森

スェーデントーチ用スギ丸太


唐湊の森

使用済のスェーデントーチ

唐湊の森

アウトドアネットワークが林内に設置したジップライン


唐湊の森

林内での緑化活動


南九州市の番所公園に頴娃おこそ会の人たちと木柵を作りました

番所公園

おこそ会の人たちと作った番所公園内の木柵と開聞岳

森と木の研究所では、南九州市から業務委託を受けて頴娃町の番所公園に地域産のスギ材を使用した木柵を設置しました。

木柵製作の活動にあたっては、南九州市内の製材所で製材し、加工した板材を、笠板と側板に使用するとともに、支柱の丸棒はかごしま森林組合が南九州市内で稼働している丸棒工場で生産したものを使用しています。

木柵の設置は、昨年末から資材の調達と加工を始め、地元の永谷造園さんの協力を得ながら進めていましたが、令和3年1月28日にはおこそ会のメンバーにペンキ塗りのお手伝いをいただき、50mの木柵が完成しました。番所公園にお越しの際は、ご覧あれ!

番所公園

番所公園内にに運ばれた資材

番所公園

支柱の穴掘り作業


番所公園

頴娃おこそ会との協業作業

番所公園

子供たちも手伝ってくれました


番所公園
番所公園

1月28日のペンキ塗り作業で完成です

妙見の森(枕崎市)で植樹活動をしました

植樹活動

活動前の集合写真(妙見神社版鬼滅の刃一刀石の前で)

妙見の森整備活動は、桜山校区の地区住民と一体となって2017年度から「みどりの募金事業」及び「都市緑化機構の助成金事業」を活用して広葉樹、竹の除伐やヤマザクラ、ソメイヨシノ、センリョウ、マンリョウ、クヌギなど約500本の植栽など実施してきたところです。

かねてから「妙見の森に親しむ会」の皆さん方により既存植栽樹の下払いなどの保育活動が実施されてきているところですが、今年度の一斉活動は、令和3年1月24日、桜山校区の皆さん方、約50名が参加して行われました。

統一活動日には、現地森林環境に適したイロハモミジ、ヤマザクラなど50本の植樹活動とともに木製階段工の設置など歩道の整備を実施しました。

また、今年は新たにハナミズキ10本、ヤマボウシ10本も植栽され、若い世代にも喜ばれるのではないかと期待されます。

なお、例年通り、前田枕崎市長や西村県議も熱心に作業に参加されるとともに挨拶もいただきました。

植樹活動

妙見の森に親しむ会 中園会長のあいさつ

植樹活動

植栽方法について


植樹活動

ソメイヨシノを植栽

植樹活動

僕たちも植えたよ


植樹活動
植樹活動

人海作戦で歩道の階段工の設置作業

岸良小中学校の森林環境教育を実施しました

森林環境教育

木工教室では全員でプランターを作りました

令和3年1月9日土曜日授業日の日に、岸良小中学校において、木工教室とシイタケ栽培の一環としてシイタケ原木の駒打ちと伏せこみの体験活動を実施しました。

木工教室では、防腐処理した県産スギ材を使用してプランターづくりを行いました。低学年の子供たちは先生、PTAや森と木の研究所のメンバーの助けをもらいながら、電動ドライバーを使用して、上級生と中学生は、玄能(ハンマー)を使用して、釘打ちをしました。約1時間くらいでみんな作り上げ、さらに防腐塗料を塗って完成です。

シイタケ原木の駒打ちと伏せこみの体験活動は今年で4年目ですが、2年前にコマ打ちした原木では、すでに立派なシイタケが収穫できました。

森林環境教育
森林環境教育

低学年の子供たちは、先生、PTAや森と木の研究所のメンバーの手伝いをもらいながら

森林環境教育
森林環境教育

プランターの内側から塗っていきます

森林環境教育

シイタケ栽培や干し椎茸の出汁の話も

森林環境教育

駒打ちはお手の物です


森林環境教育

原木をみんなで榾場へ運ぶ

森林環境教育

発茸(シイタケが出ること)についての話


この活動は、岸良小中学校PTAが、みんなの森づくり県民税関係事業を活用して、森と木の研究所と実施しました。

入来浜の海岸防災林整備活動を行いました

海岸防災林整備活動

クロマツ(スーパーグリンさつま)を植栽する入来浜自治会の皆さん

令和2年12月6日、吹上浜海岸の入来浜海岸防災林において、入来浜自治会の皆さん方とクロマツ200本、シャリンバイ200本の植栽活動を行いました。この活動は、緑の募金活動を行っている国土緑化推進機構の支援を受けて実施しているもので、平成30年度から継続して今年で3年目となります。

入来浜自治会では、従来から海岸防災林を管理している鹿児島森林管理署と協定を結び海岸防災林の下刈りなどの手入れをしているところですが、今年は約40名が出席して下刈りや植樹活動を行いました。

海岸防災林整備活動

下刈り作業の様子

海岸防災林整備活動

皆で一生懸命植栽しました


海岸防災林整備活動

自治会の女性会員にはシャリンバイを植えていただきました

海岸防災林整備活動

整備された林間歩道


海岸防災林整備活動

竹穂防風垣30mも設置されました


ミツバチの森づくり活動を行いました

ミツバチの森づくり

開会式の様子

11月28日、南九州市の馬事公苑の森で「ミツバチの森づくり活動」を行いました。当日は晴天に恵まれ、地元の多くの子供たちや鹿児島県養蜂協会の会員など66名の参加がありました。植えた木は、ヤマザクラ、エゴノキ、クリ、ユリノキなどミツバチの好きな花の咲く木150本です。

植栽した後、子供たちは、馬事公苑の森に設置した1本ブランコ、ツリーデッキ、ムササビ道、リス道などの遊具で遊びました。

植栽と森遊びの後は、森の中で料理した豚汁とおにぎりのふるまいがあり、おいしくいただきました。「楽しかった」との子供の感想が研究所会員の何よりの喜びです。

ミツバチの森づくり

始めに木や植え方の説明がありました


ミツバチの森づくり
ミツバチの森づくり

多くの子供たちが熱心に植えてくれました

ミツバチの森づくり
ミツバチの森づくり

木を植えるのは初めてだけど楽しいな

ミツバチの森づくり

木を植えた後は1本ブランコなどで遊びました

ミツバチの森づくり

楽しく遊んだ後は昼ご飯 豚汁のお替り

ミツバチの森づくり

森の中でお昼ご飯


大丸小学校で木工教室を行いました

木工教室

令和2年11月27日、大丸小学校の午後の学習の時間にプランターを作る木工教室を行いました。はじめに近くの森から生産されたスギの木の材料であることや腐らないように薬剤を注入してあることなどを学習してから製作に入りました。

低学年の子供たちは、森と木の研究所の会員から教わりながら電動ドライバーを使用して作り、4年生以上はハンマーを使って釘打ちをしました。最後に塗料を塗って完成です。1時間と少しで全員が立派な作品を完成しました。

木工教室
木工教室

森と木の研究所に手伝ってもらいながら、ペンキを塗って完成です

馬事公苑の森で森の遊びをしました

馬事公苑の森

令和2年11月8日、南九州市の馬事公苑の森で、みんなの森づくり県民税関係事業による森の中で遊ぶ体験活動が行われました。この活動は、森と木の研究所の定番となっている活動で毎年行われていますが、今年はコロナ禍の中で対策をしながら実施されました。

例年鹿児島市からの参加者が多いのですが、今年は地元の南九州市からも多く参加いただき楽しく森の中での活動ができました。

馬事公苑の森

遊びの前に、検温、消毒をしてから

馬事公苑の森

遊びはまずマッチを使った火起こし体験から


馬事公苑の森

ウッドチップを撒いて歩道づくり

馬事公苑の森

森の話を聞きながら森の散策、ミツバチの森まで行きます


馬事公苑の森

昼ご飯を食べるマイ箸づくり

馬事公苑の森

竹の飯盒(はんごう)で昼飯を炊きます 今日はとり釜めしです


馬事公苑の森

さあ、炊けたぞー

馬事公苑の森

モウソウチクの飯盒で炊いたとり釜めし最高!


馬事公苑の森

移動式のピザ窯でピザもいただきました

馬事公苑の森

腹いっぱいになったところで森の遊び 人気の森ネット


馬事公苑の森

これはムササビ道 うまく渡れるかな

馬事公苑の森

常設のリス道です リスさんみたいにスルスルと


馬事公苑の森

1本ブランコは4つもありました

馬事公苑の森

閉会式 もっと遊びたいな 来年も来たいな


岸良海岸林にクロマツを植えました

岸良海岸林

クロマツを植える岸良小中学校の子供たち

10月12日、月曜日の午後の時間に岸良小中学校の子供たちが、岸良海岸の防災林にクロマツを植える森林体験学習を行いました。

植えたのは鹿児島県の林業試験場(開発当時の名前)が開発した「スーパーグリンさつま」という松くい虫の害に強いクロマツの苗木です。

始めに、大隅森林管理事務所の人から岸良海岸の国有林について話を聞き、森と木の研究所から植え方や「スーパーグリンさつま」についての話を聞きました。

植えたところは砂地でしたが、草の根などがはびこり植穴を掘るのに苦労しました。また、植えた土には客土と森林肥料も入れました。

去年植えた苗木もよく育っていました。今年の分も良く育つように一生懸命植えました。

岸良海岸林

竹の支柱と森林肥料です。苗木が倒れないようにひもで結びます

岸良海岸林

森と木の研究所の人から植え方を教わりました


岸良海岸林

植えたとあとに記念写真を撮りました


令和2年度の森林ボランティアの日の活動が、森と木の研究所のボランティアフィールドである馬事公苑の森で開催されました

森林ボランティアの日

森と木の研究所からは11名が参加

令和2年度の森林ボランティアの日の活動は、本研究所が幹事団体となり、9月19日、馬事公苑の森で開催されました。馬事公苑の森は、本研究所が南九州市から借り受けボランティアフィールドとして活動している森林です。

当日は、新型コロナウイルスの関係もあり、参加者を県森林ボランティア連絡会のメンバーと鹿児島県と南九州市の行政機関に限定して実施されました。それでも154名の参加があり、本研究所からも11名が参加して行われました。

開会式と代表植樹には、南九州市の塗木市長も参加していただき、天気にも恵まれ素晴らしい活動ができました。

開会式

開会式 南九州市塗木市長のあいさつ


植樹活動の様子

植樹活動の様子

植樹活動の様子

植樹活動の様子


植樹活動の様子

植樹活動の様子  イロハモミジ センリョウ マンリョウ を植える

歩道にウッドチップを散布する

歩道にウッドチップを散布する


下刈り作業の様子 補植にヤマグリを植えました

下刈り作業の様子 補植にヤマグリを植えました

歩道の階段工設置状況

歩道の階段工設置状況


閉会式

閉会式

閉会式

閉会式では大坪代表がお礼のあいさつを!
「見違えるようにきれいになりました。出来ることなら来年も馬事公苑の森で」


令和2年度市町村林務担当職員研修が開講されました

例年、4月の市町村職員の定期異動後に開講されていた市町村林務担当職員研修が、今年はCOVID-19の影響で8月6、7日に県自治会館会議室において開催されました。

開講にあたっては、広めの会議室やマスクの着用などの対策を十分したうえで実施されました。

鹿児島大学枚田教授の講義(森林法と市町村行政)

鹿児島大学枚田教授の講義(森林法と市町村行政)

ソーシャルディスタンシングに配慮した講義風景

ソーシャルディスタンシングに配慮した講義風景


令和2年度市町村林務担当職員研修修了者名簿

NO. 氏 名 所 属 年齢
1 堂免久美 日置市農林水産課林務水産係 36
2 上園祥吾 日置市農林水産課林務水産係 39
3 黒田和宏 曽於市農林振興課林政係 44
4 冨田実可子 曽於市農林振興課林政係 31
5 壱岐昌弘 姶良市農林水産部林務水産課 55
6 山元貴央 姶良市農林水産部林務水産課林務水産係 35
7 小村百華 指宿市耕地経済課林務管理係 22
8 猪之鼻友和 いちき串木野市農政課農林係 45
9 柳田 勝 薩摩川内市林務水産課 48
10 坪久田藍樹 薩摩川内市林務水産課 18
11 田原勝矢 阿久根市水産林務課 55
12 西田 玲 喜界町産業振興課 24
13 田崎和弥 さつま町耕地林業課耕地林務係 28
14 竹山結貴 さつま町耕地林業課耕地林務係 19
15 福永雄三 鹿児島市吉田農林事務所 37
16 久保雄奨 東串良町農林水産課農林水産係 24
17 相星哲治 南さつま市農林振興課林務係 48
18 吉岡一郎 天城町農政課 44
19 植林能央 湧水町産業振興課 48
20 大迫拓斗 大崎町農林振興課林務水産係 23
21 廣濱忠樹 南種子町総合農政課林務水産係 44
22 迫田幸司 垂水市農林課林務耕地係 28
23 上園和成 霧島市林務水産課 53

令和2年度市町村林務担当職員研修カリキュラム

月 日 時間 研修項目 講師
8月6日(木) 10:00~10:10 開講式、オリエンテーション 森と木の研究所
10:10~11:00 森林・林業の概要 森林部門技術士
大坪 弘幸
11:10~12:00 森林法と市町村林務行政 鹿児島大学農学部
教授 枚田 邦宏
12:00~13:10 昼食、休憩 -
13:10~14:00 森林林業の現状と課題 環境林務部次長
村山 浩美
14:10~15:00 森林保護、有害鳥獣駆除 森と木の研究所講師
辻 稔
15:10~16:00 木材の利用 大和木材株式会社
取締役社長 吉崎和穂
16:10~17:00 伐採、搬出、再造林 森と木の研究所講師
辻 稔
8月7日(金) 9:10~10:00 植える、育てる 森と木の研究所講師
寺師 健次
10:10~11:00 木材とは何か 鹿児島大学客員教授
技術士 遠矢良太郎
11:10~12:00 特用林産とは 森と木の研究所講師
三窪 等
12:00~13:10 昼食、休憩 -
13:10~14:00 林務行政と森林組合の役割
森林経営管理制度の概要
鹿児島県森林組合連合会
山之口 猛
14:10~15:00 森林管理と林内路網 森林部門技術士
大坪 弘幸
15:10~16:00 森林・国土保全、治山事業 森と木の研究所講師
寺師 健次
16:00~16:10 閉講式 森と木の研究所
ページの先頭に戻る